プラセンタの働き・薬理作用 そもそも、プラセンタ(胎盤)の主な役割は、胎児の各種臓器の代行をすることです。 胎児は、脳下垂体、肺、肝臓、腎臓、脾臓、小腸といった臓器の機能を十分に備えていないため、胎盤がこれらの代わりに働きます。 複数の臓器の働きを1つでこなすことから「万能臓器」とも言われます。 着床した受精卵が、わずか10ヶ月程で見事な赤ちゃんに成長するのは胎盤の働きによるところが大きいです。 そして、その役割を果たす期間は短いものの、人体においては、極めて重要な働きを持っています。 胎児が母親の体内にいる間、プラセンタは、胎児と母親とを結んで胎児の生命を維持し、その成長を促してくれます。 わずか10ヵ月程でたった1個の受精卵を約3キロの赤ちゃんに育て上げることができるのは、胎児の発育に必要なあらゆる栄養と豊富な生理活性物質(体の働きを活発にする物質)が、胎盤に含まれているからに他なりません。 プラセンタは、栄養素と薬効の宝庫なのです。 プラセンタの薬理作用 プラセンタの薬理作用は、以上のことから分かる通り広範囲にわたり実証されております。 <厚生労働省が認めている薬理作用> ① 免疫賦活作用② 基礎代謝向上作用③ 自律神経調整作用④ 強肝・解毒作用 ⑤ 抗炎症作用⑥ 内分泌調整作用⑦ 活性酸素除去作用⑧ 血行促進・造血作用 などがあり、多くの病気の治療、予防だけではなく、細胞分裂を促進する事で弱った部分の細胞を新しくしてくれることも考えられるため、美容、エイジングケアにも使われております。