Short Column

シワと炎症の関係

▶シワの改善

2016年にポーラが日本で初めて「シワ改善」の認可を受けた化粧品を発売しました。
これには前例がなく業界内でも驚きの声が上がりました。その後、資生堂・コーセー・カネボウ・花王・P&Gなど大手各社がこぞって続き、今ではシワ改善化粧品が一定の市場規模を確保したのはご存知の通りです。
ポーラが日本で初めて認可を受けた化粧品のシワ改善成分は『ニールワン』で「好中球エラスターゼ」という酵素を抑える働きがあるというものです。

好中球エラスターゼ

まず「好中球」とは免疫細胞、白血球の一種で、主に細菌をやっつけてくれる細胞です。この「好中球」が分泌する酵素「エラスターゼ」は、真皮に存在するエラスチンやコラーゲンを分解しシワの原因になります。
シワ改善化粧品は『ニールワン』の「好中球エラスターゼ」を抑えシワを防ぐ効果が認められて作られたのです!

ここからが本題です。
「好中球」は炎症箇所に集まる特性があります。外部から細菌などの異物侵入によって炎症が引き起こされると、その異物を倒すために「好中球」が集まります。


さらに、「好中球」は炎症したダメージ部位を元の状態に戻すために、「エラスターゼ」を分泌します。つまり、炎症箇所に集まった「好中球」が「エラスターゼ」を分泌することで、真皮のエラスチンやコラーゲンが分解されてしまうのです。


以上のことから、
シワを防ぐには『炎症を抑えることも大切である!』と言えます。シワにお悩みの方には、「抗炎症成分」を配合している化粧品がオススメです。

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