アメリカ皮膚科学会推奨
▶推奨スキンケアの方法。
今回は、アメリカ皮膚科学会が推奨しているスキンケア方法の1つをお伝えします。
それは低刺激な洗顔料で顔を洗うことです。
理由として、以下の利点があります。
① お肌が本来持っている保湿因子を守る
② ターンオーバーを整える
お肌の水分を保ち、バリア機能を整えているのはお肌に元々存在する天然保湿因子や角質細胞間脂質のような保湿因子です。 これにより水分が保持され、ターンオーバーに必要な酵素(カリクレインなど)がしっかりと働いてくれます。
しかし、「洗浄力が強い」洗顔料で洗うと、天然保湿因子や角質細胞間脂質まで洗い流されてしまい、結果的にお肌の水分保持ができずに乾燥してしまいます。
さらに乾燥によって、酵素の働きが弱くなりターンオーバーも乱れる 「悪循環」になってしまいます。 これが、洗浄力が強い洗顔料による「洗い過ぎ」をお勧めしない理由です。
低刺激な洗顔料は「洗浄力が優しい」ので、保湿因子を守り、乾燥を防ぐため、ターンオーバーに必要な酵素もしっかりと働いてくれる特徴があります。
では、低刺激な洗顔料とは具体的にどんなものでしょうか?
それは、弱酸性の洗顔料です。
弱酸性の洗顔料は、洗浄力が優しいだけではなく、お肌のpHをアルカリ性に傾けにくい特性もあります。
お肌がアルカリ性に傾くと、乾燥する・たるむ・悪玉菌(黄色ブドウ球菌)が繁殖して炎症を引き起こすなど、悪いことしかありません。
弱酸性の洗顔料は、アルカリ性に傾けにくいので、これらを防ぐこともできるのです。
以上が、
アメリカ皮膚科学会が低刺激な洗顔料を推奨する理由なのです。お肌のために、ぜひとも低刺激な弱酸性洗顔料をお勧めしたいです。